【函館2歳S】フェズカズマ重賞V世代一番乗りへ!父譲りのスピード発揮でジンクス破る

 「函館2歳S・G3」(17日、函館)

 2021年の新種牡馬ドレフォン産駒のフェズカズマに注目だ。今回が芝初挑戦となるが、米短距離G1・3勝馬の父から受け継いだスピードは、芝でこそ威力を増すはずだ。ダート戦からの臨戦馬は過去10年で〈0・1・0・34〉という圧倒的不利なジンクスを打ち破り、北の大地で世代最初の重賞ウイナーに輝いてみせる。

 先週終了時点で4勝を挙げ、2歳リーディングサイアーの首位を走る新種牡馬ドレフォン。16年BCスプリントなど、米短距離G1を3勝した父の快速ぶりを受け継いだ産駒は、スピードを前面に押し出して早期から大暴れ。その中の一頭、フェズカズマが世代最初の重賞制圧に乗り出した。

 2歳戦がスタートして1カ月少々。岩本助手は「気性が真面目で仕上がりの早い子が多い。他厩舎の話では“口向きが難しい”という声もあったかな。うちの馬も最初はそうだったけど、いろいろと修正しながらやってきた」と産駒の傾向を分析する。

 フェズカズマ自身は、阪神でダート6Fの新馬戦を快勝。仕上げ人は「2歳にしては入念に乗り込んでいたし、調教が結果に結びついたね」と納得の表情だ。ただ、実戦ではゲート内で後ろにモタれかかるようなしぐさを見せていたため、レース後すぐに矯正。「初日は暴れていたけど、2日目は平気だった。多分もう大丈夫」と不安点は解消済みだ。

 デビュー2戦目で芝に初チャレンジ。「ダート馬っぽい感じはするけど、洋芝なら気にしないと思う。2歳にしては乗り味がしっかりしているし、あとは適性だけだね」。産駒初のJRA重賞Vへ-。まずは、きょうの最終追い切りで芝コースを軽やかに疾走する。

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