【ボート】徳山ルーキーS 村上遼が2コースまくりでV 当地ヤングダービーへ弾み
「スカパー!・JLC杯 徳山ルーキーシリーズ第10戦」(7日、徳山)
2号艇の村上遼(29)=長崎・110期・A1=が2コースまくりで1着。6月のG3・ウエスタンヤング(宮島)以来となる今年2回目の優勝を飾った。2着は木谷賢太(香川)、3着に吉田裕平(愛知)が入り、1号艇の井上一輝(大阪)はスタート(S)遅れが響き、5着に終わった。
村上に願ってもない絶好の展開が巡ってきた。人気を集めた1号艇の井上がSで立ち遅れると、2コースからコンマ10のトップSを決めて迷いなくまくって1着。今年2回目の優勝を飾った。「Sはバッチリ行けた。最後は僕の中では納得できる仕上がりになっていた」と、機力をしっかりと仕上げて結果をつかみ取った。
予選最終日の2、4着でトップは井上に譲り渡したが、最後はVで締めくくった。「途中はペラで苦戦した部分もあったけど、来る前に情報を聞いてきた真庭(明志)さんとか先輩のおかげです」と助言をくれた先輩への感謝も忘れなかった。
9月には当地でプレミアムG1・ヤングダービー(9月21~26日)も控える。「徳山は好きな水面。いいエンジンを引かせてもらっているし、イメージはいい」。前哨戦を制した勢いで本番でも活躍が楽しみだ。