【プロキオンS】ナムラカメタロー 小牧で新味 安川厩務員「もっとやれていい」

 「プロキオンS・G3」(11日、小倉)

 アンタレスS13着以来となるナムラカメタローは、メンバー中唯一の関東馬。3カ月ぶりの実戦だが、美浦トレセンで入念に乗り込んでから4日に栗東へ移動した。関西で態勢を整えて、週末に小倉へ乗り込む構え。ベテラン・小牧との新コンビで存在感を示すか。

 12年から中京ダート1400メートルに定着したが、京都競馬場の改修工事に伴い、20年は阪神、21年は小倉ダート1700メートルで行われる。主に中距離ダートを中心に使われているナムラカメタローにとっては好機と言えるだろう。担当の安川厩務員も「小回りコースは得意。もともと函館で良績を挙げてきたし、佐賀記念も勝っていますからね。それに左回りは良くない。(右回りの)小倉というのも出走の決め手になったと思う」と南国開催を歓迎する。

 あとは肝心の状態面がどうか。3カ月ぶりの実戦に、仕上げ人は「正直、使いつつ良くなるタイプ。100%とはいかないが」と前置きしつつも、「これからの1週間で上がってくれたら」と栗東での滞在効果に期待を寄せていた。谷原厩舎の解散に伴い、19年3月に新規開業した稲垣厩舎へ。担当した当初は「暴れ回っていた」と苦笑するが、今は「だいぶ落ち着いてきた」と精神面の成長を感じている。

 全休明けの6日は、新コンビを組む小牧と馬場入り。鞍上は「おとなしかったよ」と好印象を得た様子。安川厩務員も「走る気はあるけど、嫌なことは嫌という性格で。うまくかみ合えばもっとやれていい馬なんです。小牧さんで新しい味が出れば」と期待する。円熟の手綱さばきで、虎視たんたんとVをうかがう。

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