【CBC賞】ピクシーナイト態勢整った 反応、身のこなしともに申し分なし

 「CBC賞・G3」(4日、小倉)

 スプリント初参戦のピクシーナイトは30日、鋭い走りを披露した。

 マイルに軸足を置いた戦いを続けてきたピクシーナイトが、デビュー以来初となる6F戦に向けて、臨戦態勢を整えた。栗東坂路でファンタジステラ(7歳3勝クラス)を前に見ながら駆け上がり、切れのいいフットワークを繰り出す。上がりを鋭くまとめ、半馬身かわしたところでフィニッシュした。4F53秒0-38秒6-12秒0。反応、身のこなしとも申し分なし。見届けた音無師は「変わりなく来ていますよ」と順調さを強調した。

 3走前のシンザン記念を逃げ切って重賞初制覇。続くアーリントンCは4着に終わり、前走のNHKマイルCは大外枠から果敢にハナを切ったが、12着に終わっている。ただ、決して悪い内容ではなく、スピードを示した形。それでも結果を踏まえ、特性を掌握した福永とともに導き出した答えが、スプリント戦への投入だった。

 新たな一面を引き出したい。指揮官は「マイルは少し長い、ということもあったのかもしれないですね。やってみなければ分からないところはありますが、他に行く馬がいれば控えても」とレースをイメージする。新天地で輝きを放てば、秋の大舞台が視界に入ってくる。

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