「ＣＢＣ賞・Ｇ３」（４日、小倉）

　ビオグラフィーは３０日、迫力満点の伸びを披露し、上昇ぶりをアピールした。

　上昇急を示すようにビオグラフィーが軽やかに弾んだ。雨で水分を含んだ栗東坂路。ベクルックス（３歳未勝利）と併せて一杯に追われると、迫力満点の伸び脚を披露して、１馬身半先着を決めた。

　４Ｆ５２秒５－３７秒４－１２秒１のタイムに、藤岡師は「重くて時計のかかる馬場状態でしたが、その中で上がり時計も速かった。状態は上がって来ている」とパワフルな動きに手応えをにじませた。

　重賞初挑戦だった前走の京王杯ＳＣは、積極的にハナを奪い、直線しぶとく粘って５着と収穫大の一戦だった。「道中のペースが速くても粘ることができました。１２００メートルならもっとやれるはず。スピードがあるのは間違いないですから」と指揮官。ハンデは５３キロと恵まれた感。前走で得た自信を胸に、開幕週の小倉で自慢のスピードを全開させる。