【競輪】吉田拓矢が中野カップレースV 好相性の九州地区で2回目のG3優勝

 中野浩一氏(左)から贈られた優勝トロフィーを手にガッツポーズの吉田拓矢
 決勝のゴールに向かう1着の吉田拓矢(7)、2着の門田凌(8)、3着の取鳥雄吾(9)
 久留米開設72周年記念の第27回中野カップレースで優勝し、賞金ボードを掲げる吉田拓矢
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 「中野カップレース・G3」(29日、久留米)

 開催最終日の12Rで決勝戦が行われ、吉田拓矢(26)=茨城・107期・S1=が2角まくりで、昨年12月の佐世保記念以来2回目のG3優勝を果たした。3Rの「レインボーカップ チャレンジファイナル」は山川奨太がまくりで制した。

 またも吉田が九州で仕事を成し遂げた。佐世保記念から半年。2回目のG3優勝は久留米記念。「アクシデントがあったので素直に喜べません。でも、相性のいい地区ですね」と笑った。

 レースは、取鳥が打鐘3角から仕掛けて出切ると、単騎の吉田は3番手からまくるだけのはずだった。だが、最終2角で仕掛けた直後、取鳥を援護する桑原が強引なブロックで当たってきた。「やばいかなと思った」が、推進力で突破。最後まで踏み切り完勝した。

 今回は準Vに終わったG1・高松宮記念杯から中4日。「もう過去のこととして、気持ちを入れ替えてきました。サマーナイトとオールスターがあるので、そこへ向けて一走一走を大事にしていく」。関東の次期エース候補が、次はビッグレース制覇へと歩を進める。

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