【ヴィクトリアM】団野最年少Vだ ディアンドルでつかむ!結果残しG1でもコンビ

 「ヴィクトリアマイル・G1」(16日、東京)

 福島牝馬Sを制したディアンドルとのコンビで挑む団野大成騎手(20)=栗東・斉藤崇=が、4度目のG1騎乗でビッグタイトル奪取を目指す。勝てば松岡正海(07年コイウタ)の22歳9カ月26日を大幅に更新する、20歳10カ月25日でのヴィクトリアM史上最年少V記録。デビュー3年目で大きな飛躍を期す若武者が、無欲のチャレンジで強敵にぶつかる。

 新潟で行われた前走の福島牝馬Sは、上位馬7頭が0秒2差でゴールになだれ込む大接戦。1番人気ドナアトラエンテとの際どい写真判定を鼻差で制し、団野は7番人気ディアンドルを見事に勝利に導いた。自身にとっては1月の日経新春杯(ショウリュウイクゾ)に続く2度目のJRA重賞制覇。そして、ヴィクトリアMの優先出走権を獲得する大きな勝利となった。

 初コンビを組んだ2走前の小倉大賞典では、12番人気ながら3着に健闘。そして、前走での重賞Vは、ディアンドルにとって19年5月の葵S以来となる久々の白星。きっちり結果を残しただけに、G1でも手綱を任されることになった。「自分で優先出走権を取った馬に、引き続き乗せていただけるのは光栄です」と表情も引き締まる。過去3回は関西圏でのG1だったが、今回は初めて関東圏での大舞台。デビュー後には藤沢和師の誘いを受け、美浦トレセンで武者修行したこともあるだけに、府中でのG1は貴重な経験になるのは間違いない。

 もう馬の癖は手の内に入っている。「小倉でいい競馬ができたので、前走はいいイメージで臨めました。今回は実力馬が多いけど、チャレンジして好結果を残したい。1200メートルでもハナを切れるスピードがあるので、ここ2走と同じようにいい位置で競馬をしたい」と積極策を示唆。無欲の激走で波乱を演出する。

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