【ボート】広次修がデビュー2回目のV 児島にモンスターエンジン現る!?

 「サッポロビールカップ」(11日、児島)

 連日高配当が飛び出した4日間開催の児島ボートは11日に最終日を迎え、12Rで優勝戦が争われ、2号艇の広次修(38)=山口・90期・A2=がデビュー2回目の優勝を飾った。

 進入は12・3465。初優勝を狙った馬野耀(大阪)が3カド戦で勝負に出たが、1コースの林美憲(徳島)がコンマ07、2コースの広次修がコンマ06の速いSを決めた。インから先マイの林と、2コース差しの広次の一騎打ちとなり、1周2Mを先行した広次が先頭に立った。

 14年7月下関以来、デビュー2回目のVゴールを駆け抜けた広次は「本番でホーム追い風に変わりSは様子を見ながら。差し切れたのはエンジンのおかげ」と、通算V65を誇る林を破っての優勝。副賞としてビールが贈られるが、「僕はアルコールが全くダメなので、家族が飲んで祝ってくれると思います」と最後まで生真面目にコメントした。優勝戦で対戦した同期の樋口喜彦(兵庫)ら仲間から次々に祝福されてようやく最後に笑顔を見せた。

 2連対率20パーセントのエンジンで予選トップ、優勝戦1号艇だった林は「自分のも悪い足ではなかったが、広次君のエンジンがあそこまですごいとは思わなかった」と驚きの表情。同じ山口支部の海野康志郎は「あれはモンスターエンジンだ」と2連対率18パーセント(前検時)の63号機を絶賛した。前節のオール岡山で前原大道がパワフルな走りを見せたエンジンだが、大幅な部品交換で低調機からエース機に大化けしたようだ。

 今回の広次の優勝で、6月に開催されるSG・グランドチャンピオン(22~27日)では、一番の注目機となることは間違いない。

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