【天皇賞】横山一家長男・和生 ジャコマルとアッ逃「持ち味を生かしたい」

 「天皇賞(春)・G1」(2日、阪神)

 27年ぶりの仁川決戦に横山一家がそろい踏みだ。父・典弘がオセアグレイト、長男・和生がジャコマル、そして三男・武史がウインマリリンに騎乗する。1984年のグレード制導入以降、親子3人の騎手がJRA・G1に同時騎乗するのは初めてのケース。今回、父が勝てば同レース4勝目&最年長制覇。また、和生か武史が勝利すれば、祖父・富雄元騎手(71年メジロムサシ)と合わせて、史上初の親子3代制覇となる。

 20年12月以来、4戦ぶりにジャコマルとコンビを組み、春盾に挑む長男・和生。前回騎乗時は12番人気で逃げ切りを決めている。「この馬に乗るのは久しぶりになりますが、能力の高い馬だと思っています。前回は勝っていますし、チャンスがないと思ってはいません」と強気な構えだ。

 20年の宝塚記念(トーセンスーリヤ=7着)以来、自身6度目のG1騎乗。大舞台で父、弟と対戦することには「過去に平場のレースで何度も経験していますし、一緒に乗ることに対して皆さんが思っているほど意識はしていませんよ。それよりもG1、しかも伝統の天皇賞・春に出走できることがうれしいです」と声を弾ませた。

 相棒は素軽い先行力が最大の武器。父が04年にイングランディーレで大逃げを打ち、勝利を収めたことは当然知っている。「逃げて勝っていますよね。まだレースプランなどは言えないですが、この馬の持ち味を生かした騎乗をしたいですね」と気持ちを高ぶらせる。

 弟・武史にG1勝ちは先を越されたが、自身も今年は23勝(26日時点)を挙げ、関東リーディング6位と手綱は好調。アッと驚く激走へ、色気ありの口ぶりだ。

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