【POG】ギベオン全弟のチェルノボーグがゲート試験に合格(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 18日の皐月賞はエフフォーリア(牡、美浦・鹿戸)が無傷の4連勝でV。鞍上の横山武JはG1初勝利を決めた。1番人気のダノンザキッド(牡、安田隆)は15着。「正直、敗因は分からないが、レース後は今までにないくらい疲れていた」と師。いったん放牧に出して、リフレッシュをさせる。今後については「オーナーサイドと相談してから」と話した。

 3着ステラヴェローチェ(牡、須貝)の次走は未定。4着アドマイヤハダル(牡、大久保)、5着ヨーホーレイク(牡、友道)はダービー(5月30日・東京、芝2400m)を予定している。

 桜花賞で無傷の5連勝を決めたソダシのオークス(5月23日・東京、芝2400m)参戦が、23日に発表された。一時はダービー出走のうわさも耳にしたたが、無敗の牝馬クラシック2冠を目指すことになった。

 5着アールドヴィーヴル(牝、今野)は松山でオークスへ。師は「本質的にマイラーではなく、距離が延びるのは歓迎」とデイリー杯クイーンCで2着に好走した東京で巻き返す構え。13着エリザベスタワー(牝、高野)は岩田康でスイートピーS(5月2日・東京、芝1800m)へ。師は「前走は走り切っていない感じで、レース後のダメージはそれほどなかった。まだ操縦性に課題はあるが、もう一度左回りの走りを見てみたい」と話した。

 17着ヨカヨカ(牝、谷)は葵S(5月29日・中京、芝1200m)で重賞初制覇を目指す。前走について師は「道中はいい感じだったが、早めにまくってきた馬にかぶせられたら、ひるむ面を見せてそこでやめていた」と敗因を分析する。「芝1200mは1分7秒台の持ち時計があり、スプリント能力は高いと思う」と得意距離での反撃を期待した。18着メイケイエール(牝、武英)は放牧へ。次走は未定。

 今週の2歳注目馬は藤原英厩舎の2頭。チェルノボーグ(牡2歳、父ディープインパクト、母コンテスティッド)は今週のマイラーズCに出走するギベオンの全弟。14日にゲート試験を合格した。田代助手は「メンタルがしっかりしているし、楽しみ」とコメント。レッドベルアーム(牡2歳、父ハーツクライ、母レッドファンタジア)は先週の皐月賞に出走したレッドベルオーブの異父弟。21日にゲート試験を合格した。田代助手は「ここまでは順調にきているし、こちらもメンタルがしっかりしていて走ってきそう」とデビューを心待ちにしていた。(馬三郎栗東支局・塩手)

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