【日経新春杯】ヴェロックス鋭伸 長期休養明けを叩いて上昇、復活ムード漂う

 「日経新春杯・G2」(17日、中京)

 ヴェロックスが上昇ムード。14日、栗東CWの3頭併せで最先着を果たした。9カ月半ぶりだった前走の中日新聞杯は3着と、改めて能力の高さを示した。叩き2走目で復活を狙う。

 ひと叩きの効果は歴然だ。朝一番の栗東CWに姿を現したヴェロックス。先頭を走るヒノシタカイザン(3歳未勝利)から1秒1、続くハースファイア(3歳新馬)からは0秒6離れた最後方を追走。4コーナーで併走の形に持ち込み最内へとリードされると、直線は追われる2頭を横目に、こちらは余裕の手応えで、ラスト1Fは鋭く伸びた。6F82秒0-37秒7-12秒1。前者には首差、後者には2馬身差の先着を決めた。

 前走の中日新聞杯は9カ月半ぶり。小倉大賞典で9着と大敗して以来だったが、能力の高さを見せつけた。久々のVこそならなかったものの、3着と格好をつけた。片山助手は「しっかりと調整できていたとはいえ、長期休養明けの分がどうかという不安もあった前走ですが、うまく流れに乗って内容ある競馬ができた点に収穫はありました」と振り返る。

 中間は放牧を挟まずに在厩調整で入念に乗り込み、仕上げてきた。「今回はもう一つ動ける状態へと上がってくるとみています」と上積みを見込む。19年には皐月賞、ダービー、菊花賞とクラシック皆勤。それぞれ2、3、3着とG1制覇はかなわなかったが、その実力はG2なら上位だ。「前走と同じ57キロのハンデも想定内ですし、改めて期待したい」。飛躍の一年へ、尾張の地で完全復活を掲げる。

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