【日経新春杯展望】超高額馬アドマイヤビルゴが登場
今年の飛躍が期待されるアドマイヤビルゴが参戦。17年当歳セレクトセールで5億8000万円(税抜き)の高値がついた素質馬で、ここまで5戦4勝。一戦ごとに地力を強化してきた。1週前追い切りは、栗東CWで6F79秒9-12秒2。動きもひと追いごとに素軽さが増しており、気配も上昇ムード。春の大舞台へ向け、V発進を決める。
復帰戦となった中日新聞杯で3着と復調気配を示したヴェロックス。手応え良く運んだが、最後のひと伸びを欠いたのは休み明けの影響もあったはず。2走前の小倉大賞典では圧倒的1番人気でまさかの9着敗退。放牧で立て直して本来の力を取り戻しつつある。19年の牡馬3冠戦で2、3、3着と実力は証明済み。ここで完全復活を遂げる。
強敵ぞろいの天皇賞・秋で6着に善戦したダイワキャグニー。2番手からレースを運び、4角では手応えが怪しくなりながらも、踏ん張り通した走りは高い評価を与えられる。このメンバーと戦った経験は今後の糧になるはずだ。全8勝を東京で挙げる無類の府中巧者だが、同じ左回りなら舞台設定は申し分なし。重賞2勝目へ虎視たんたん。
アルゼンチン共和国杯は6着に終わったサンレイポケットだが、2走前の毎日王冠ではサリオスの3着。着実に力をつけており、重賞Vの好機だ。菊花賞12着のサトノインプレッサも距離短縮で見直したい。クラシックでは結果を出せなかったが、高い能力を秘めるレクセランスの反撃に警戒したい。