【競輪】佐世保レインボーCは隅田洋介が優勝「来年こそG1に出場したい」

 「九十九島賞争奪戦・G3」(20日、佐世保)

 G3開催の最終日9Rで実施された「レインボーカップA級ファイナル」は隅田洋介(33)=栃木・107期・A1=が最終2角9番手からまくって優勝。2着の佐藤一伸(福島)、3着の瓜生崇智(熊本)とともに、21日付でS級2班へ特別昇級する。

 レースは正攻法の竹山陵太(宮城)が突っ張り先行。番手の橋本智昭(宮城)は追い上げてきた金野俊秋(千葉)に踏み勝って、最終1角過ぎにまくる。9番手でずっと脚をためていた隅田が、2角から猛然とスパート。8人をまくり切り、先頭でゴールを駆け抜けた。

 前期(1~6月)はS級2班に在籍。6月に青森でG3優勝を飾り、G1・競輪祭の出場権を手にしていたが、今期(7~12月)はA級1班に陥落したため、出場権は保留に。陥落後いきなり2場所連続で、S級2班への特別昇級に王手をかけていたが、練習中に落車。右背中側のろっ骨を7本も骨折する重傷で長期欠場。競輪祭でのG1初出場も消えた。

 今場所は5カ月ぶりの実戦。即1着に満面の笑みだ。「うれしいですね。これで競走得点は0から111に。(S級復帰戦は)予選のメインだ」と素直に喜ぶ。だが、まだ本調子には遠いようで「バンク練習ではアマチュアにも離れてしまうんです」とポツリ。それでも前を向きながら「とにかく練習します。強くなって来年こそはG1に出場したいです」とキッパリ。F1、G3で経験を積み、G1という大舞台への出場権を奪いにかかる。

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