【ボート】びわこで大上卓人がG2初優勝 伸び型仕様にしてカド一撃でVゴール

 優勝カップを受け取る大上卓人(左)
 水神祭で喜びを爆発させる大上卓人
 優勝して賞金ボードを掲げる大上卓人
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 「秩父宮妃記念杯・G2」(19日、びわこ)

 12Rで優勝戦が行われ、4号艇の大上卓人(30)=広島・109期・A1=が、4コースカドからまくって1着。G2初、今年3回目、通算10回目の優勝を飾り、賞金450万円と、SG・クラシック(2021年3月23~28日・福岡)の出場権を獲得した。

 2着は5コースからまくり差した5号艇の秦英悟(大阪)。1周2Mで突進してきた河合佑樹(静岡)、内を回った前田将太(福岡)を握ってかわした3号艇の丸野一樹(滋賀)が3着に入り、人気を背負った河合は6着。3連単は1万2250円(37番人気)で決着した。

 チルトを0・5に上げて伸び仕様にした大上がVゴールを駆け抜けた。「僕の知識で(調整しても)あまり伸びなかったので(よく知っている)木下(翔太)さんを通じて、野添(貴裕)さんにアドバイスをもらいました」。これが奏功。強力な伸びを武器にして、4コースから豪快にまくり切った。

 「素直にうれしいです」。G2初優勝に笑みがこぼれる。だが「まだSGで結果を残せていないので」と大舞台で好走できていないことを嘆く。これで今年の獲得賞金額は3319万2613円で77位(19日17時現在)。SG・グランプリシリーズ(12月15~20日・平和島)出場の可能性も見えてきたが「1走1走の積み重ねが大事ですから」とキッパリ。目の前の競走に専念して、着実にテクニックを磨いてから、大舞台で結果を残すつもりだ。

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