【POG】良血シャフリヤール25日デビュー 藤原英師「走るよ」(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。これからのデビューに向けて準備を進める若駒を中心に東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 11日の京都新馬戦(芝1400m・牝馬限定)はリーチザクラウン産駒のオプティミスモ(牝、石坂公)が先行抜け出しを決めてV。直後からメンバー最速タイの上がり3F35秒6の末脚を駆使した同厩舎のシャーレイポピーの猛追を首差しのいだ。直前の併せ馬では2着馬の動きの良さの方が目立っていたが、実戦ではセンスの良さを存分に生かして押し切った。レースを振り返って、藤井勘Jは「スタートをポンと出てくれたし、仕掛けてからの反応も良かった。母は短距離を走っていた馬で、そのあたりの良さも生かせた」と笑顔で話した。次走は未定だが、1400mまでの距離なら昇級しても楽しみな存在だ。

 10日のサウジアラビアRCはバゴ産駒のステラヴェローチェ(牡、須貝)が後方追走から直線で外へ持ち出し、大外一気を決めた。展開や馬場状態を考慮して運んだ鞍上(横山典)の好騎乗が光った。師は「あれだけの脚を使えたからね。これでクラシックを目標にできる」とご満悦だ。次走については「レース後に少しうるさくなってきたので、ひと息入れる。クラシックへ向けて今後の一戦ごとのレース間隔を考えて、次は朝日杯FS(12月20日・阪神、芝1600m)になると思う」と話した。

 次週の注目新馬はG1を2勝したアルアインの全弟シャフリヤール(牡、藤原英、父ディープインパクト、母ドバイマジェスティ)。25日の京都新馬戦(芝1800m)を福永で予定している。16日の1週前は鞍上を背に栗東CWで、僚馬ゲヴィナー(2歳新馬)との併せ馬。6F地点で約4馬身追走。残り1Fで馬体を並べ、軽快な脚取りでフィニッシュ。6F83秒8-38秒6-11秒8をマークした。師は「走るよ。能力は高いし、ケイコの動きも良かった」と称賛。見通しについては「馬体重が少ないので、そのあたりをうまく成長させていければ。来年やな」と課題を挙げたが、その表情は自信に満ちていた。

 ファンタジーS(11月7日・阪神、芝1400m)を予定する世代最強九州産馬ヨカヨカ(牝、谷)が栗東へ帰厩。師は「体付きはそれほど大きく変わっていないが、いいリフレッシュになった」と表情は明るい。今回は初の千四になるが、その点については「ハナにこだわる馬ではないし、距離に応じた競馬ができると思う」と泰然自若。一般馬を相手にどれだけのパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。(馬三郎栗東支局・塩手)

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