【セントライト記念】ガロアクリーク 気性面成長“2強”不在で主役の座は譲れない

 「セントライト記念・G2」(21日、中山)

 ガロアクリークが秋初戦を迎える。春はスプリングSを制したものの、皐月賞では8番人気という低評価。しかし、レースではそれに反発するかのように末脚を伸ばし、3着に食い込んだ。ダービーでも6着と善戦。クラシック2冠で確かな存在感を示した。“2強”が不在のここなら、主役の座は譲れないところだ。

 1週前追い切りは美浦Wで併せ馬。パートナーのセイウンコウセイに1馬身遅れたものの、素軽い動きで5F67秒2-38秒2-12秒8の時計を刻んだ。「1カ月前に入厩して、ここへ向けて調整してきました。やんちゃな馬が大人になって、どっしりしてきましたね」と上原師。春と比べて気性面が成長。着実にステップアップを遂げている。

 前走のダービーについて、師は「川田君が上手に乗ってくれましたし、悪い内容ではなかったと思います」と振り返る。キンシャサノキセキ産駒で距離不安もささやかれたが、4角10番手からじりじりと末脚を伸ばす。上位2頭からは離されたものの、3着とは0秒1差と世代上位の力を発揮してみせた。

 始動戦の今回、舞台は中山芝2200メートル。「距離に関しては、前走のレース後に川田君が問題ないと言ってくれました。中山もいいと思います」と指揮官は舞台設定に手応えをつかむ。2つ目のタイトルを手に入れ、勢いを持って最強の2冠馬が待つ淀へ向かう。

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