【小倉2歳S展望】セレッソフレイムが一歩リード
「小倉2歳S・G3」(9月6日・小倉)
夏の小倉を締めくくる2歳王者決定戦。抜けた馬はおらず、非常に難解だが、実績面で一歩リードしているセレッソフレイムを中心視。阪神芝1200メートルのデビュー戦を快勝すると、2戦目のフェニックス賞では、中団からメンバー最速の上がりで2着。新馬戦から大幅に時計を詰めて上積みを示した。小倉2歳チャンプの勲章を手にして、さらなる飛躍への足掛かりとする。
函館2歳Sは4着に善戦したフォドラ。先行争いを制してハナへ。軽快に逃げて最後まで粘っていたが、目標にされた分、ゴール前で上位勢につかまった。それでも、勝ち馬から0秒1差なら悪くない。近親にG1を2勝したラブリーデイがいる良血馬。父ロードカナロアから受け継いだスピードを武器に、夏の小倉のフィナーレを決める。
新馬戦はヨカヨカの2着に敗れたモントライゼだが、2戦目の未勝利戦で大差Vとインパクト大の勝ちっぷりを披露した。デビューから2戦は阪神だけに、小回りの速い流れに対応できればチャンス十分だ。
今回と同舞台の新馬戦を圧勝したメイケイエール。発馬はひと息だったが、徐々にスピードに乗って3番手へ。道中で行きたがるシーンはあったが、直線に入るとあっさり抜け出し5馬身差Vを決めた。直線ほとんど追わずに勝った内容からも伸びしろは大きく、有力な一頭だ。
未勝利戦をレコードで勝ち上がったフリード。芝1400メートルのデビュー戦は8着に終わったが、スピードの生きる小倉芝1200メートルで一変する走りを披露した。高速決着になれば台頭の余地は十分だ。