【アイビスSD展望】“直千の鬼”ライオンボスが連覇を狙う

 「アイビスSD」(26日、新潟)

 連覇を狙うライオンボスが順調に出走態勢を整えている。15日の1週前追いは美浦Wで併せ馬。2馬身先行するマイネルアンファン(5歳3勝クラス)に、直線内から並び掛けて併入。楽な手応えで4F52秒7-38秒4-12秒5をマークした。「中間は放牧で疲れを取ってリフレッシュ。ここまで思った通りの調整ができています」と和田郎師の表情も穏やかだ。

 昨年5月に直線競馬へ路線変更してから、破竹の3連勝でアイビスSDを制覇。ここまで〈4、1、0、0〉と舞台相性は抜群だ。昨年と同じく、前哨戦の韋駄天Sを勝って臨む一戦。主役の座は譲れない。

 昨年の2着馬カッパツハッチが強敵だ。その後の成績がひと息だが、前走後は順調にケイコを消化。カイバや調教を工夫しながら“打倒ライオンボス”に照準を定めている。「何かしないと、ライオンボスには勝てないからね」と矢野師の逆転への思いは熱い。

 13番人気のCBC賞を逃げ切って重賞初V。鮮やかに復活をアピールしたラブカンプーも面白い存在だ。18年の2着馬で、直線競馬の適性も十分。2度目となる藤田菜七子とのコンビにも注目だ。同じ森田厩舎のダイメイプリンセスも前走の韋駄天Sで3着と復調気配が漂う。18年の当レース覇者だけに、立ち直ってくれば怖い存在になる。

 その韋駄天Sで2着のジョーカナチャンも勢いに乗る一頭。直線競馬は〈2、1、0、1〉と舞台実績は十分だ。唯一、この舞台でライオンボスに土をつけたレジーナフォルテも軽視は禁物。また、久々の芝になるが、スピード負けはないゴールドクイーンにも注意が必要だろう。

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