【宝塚記念】グローリーヴェイズ国内G1初Vへ 連覇懸かるレーンで香港Vの豪脚再現

 「宝塚記念・G1」(28日、阪神)

 昨年暮れの香港ヴァーズを制したグローリーヴェイズが、国内G1初制覇に向けて順調な調整を見せている。勝てば77年トウショウボーイ以来、史上2頭目となる年明け初戦V。66&67年の内藤繁春元騎手以来、史上2人目の連覇が懸かるレーンも意欲十分だ。

 グローリーヴェイズが再び、大舞台でアッと言わせる。ファン投票では20位にとどまったものの、昨年末の香港ヴァーズでは、ラッキーライラックら強豪を鮮やかに撃破。狭い馬込みをこじあけ、内から一気に突き抜けた豪脚は印象的だった。

 予定していた3月のドバイシーマクラシックが中止となったため、今回は仕切り直しの一戦。尾関師は「休み明けと初めての阪神が課題になるね」と話していたが、その不安も中間の動きから確実に解消されつつある。

 2週連続でレーンを騎乗させての併せ馬。「今までで一番長い休み明け。その意味もあって、内へ入れたり外へ出したり、少しでも実戦勘を取り戻せるようにやってきた。(5カ月半ぶりの)京都大賞典の時は折り合いを欠いたけど、今回の感じなら問題なさそう」と指揮官。坂のある阪神コースにも、「中京では負けている(頭差2着)けど、当時とは馬も違う。課題だが、楽しみでもある」と言い切った。

 初コンビのレーンにとっては、昨年のリスグラシューに続くレース連覇が懸かる。「性格がいいし、乗りやすくて指示通りに動いてくれる。動きも先々週より先週と、確実に良くなっている」と好印象を口にし、「連覇と言うより、勝つためのチャレンジができるのはうれしいね。今の感じでいければ、いい勝負ができる」とキッパリ。荒稼ぎした昨年に比べれば、さぞや今回の短期免許期間はもどかしく思っていることだろう。豪州の若き名手が、上半期最後の大一番に燃えないはずがない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス