【宝塚記念】ラッキーライラック圧巻デモ 大外回って好時計に松永幹師「いい動き」

 「宝塚記念・G1」(28日、阪神)

 圧巻デモだ。ラッキーライラックは17日、栗東CWで一杯に追われ、6F79秒3-37秒1-12秒1をマーク。馬場の大外を回りながら、あっさりと好時計をたたき出した。動きを見守った松永幹師は「これぐらい出ると思っていたし、しっかりやっておきたかった。いい動き。体も大きくなって(放牧先から)戻ってきたので」と満足げ。またがった丸内助手も「速いラップを踏んで負荷をかけるのが目的。すごく良かったと思う」と声を弾ませた。

 アーモンドアイ世代の2歳女王が、ここにきて本格化。昨秋のエリザベス女王杯で1年8カ月ぶりのVを決めると、今春の大阪杯で牡馬たちを一蹴し、G1・3勝目を飾った。トレーナーは「前走は中山記念の前と比べても動きが違った。スタートが良くて、あの位置を取れたのが大きい。メンタルも強くなった」と成長ぶりに目を細める。

 距離こそ1F延びるが、舞台はG1・2勝を挙げた阪神。「いいと思う。今回はメンバーも違うので、流れに乗って競馬してほしい」と期待を込めた。4つ目の勲章獲得へ、勢いは増すばかりだ。

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