【天皇賞】馬場状態から浮上するのはこの馬だ

 「天皇賞(春)・G1」(3日、京都)

 京都競馬場のある京都府南部の日曜の天気予報は晴れのち雨で、降りだしが午後3時頃の見込み。土曜も終日晴れており、良馬場でのレースとなりそう。開幕2週目で、芝は引き続き良好な状態だ。

 芝2000メートルで行われた土曜京都10R下鴨S(3勝クラス)の勝ち時計は2分0秒0。過去10年で3番目に遅かったが、前半5F通過が62秒6で、レースの上がり3Fが33秒6というスローペースの影響もあった。芝のレースは、全体的にやや速めの時計で推移。ハイペースなら3分14秒台前半、流れが落ち着けば3分15秒台の決着となりそうだ。

 スローの瞬発力勝負も、ハイペースの時計勝負もあり得る馬場状態。両方に対応できるタイプなら、充実一途のユーキャンスマイルを狙いたい。

 前走の阪神大賞典の勝ち時計3分3秒0は、過去10年で2番目に速い決着で、時計勝負も不問のタイプ。一方、3000メートルを超える距離だった19年ダイヤモンドS1着時、18年菊花賞3着時に、上がり3F33秒台の末脚を使っており、スローになった場合の決め手勝負にも対応できる。

 芝2400メートルで行われた土曜京都5R(3歳未勝利)では、ヒートオンビートが中団から内ラチ沿いを伸びてV。内も外も伸びる馬場状態だけに、馬群を割って突き抜けた前走のように、狭いところにもひるまない勝負根性も魅力的だ。

 昨年の勝ち馬フィエールマンが、ロスのある大外枠なのに対し、5枠7番と内も外も見ながら運べる絶好枠を引いた。昨年5着時よりも確実に力をつけた今なら、G1初制覇のチャンスも十分だろう。

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