「天皇賞(春)・G1」(3日、京都)
近年はスタミナだけではなく、スピードと機動力も要求される伝統の一戦。前半は折り合いに専念して、2周目の上りから徐々に進出を開始。4コーナーで5番手以内につけるのが勝利への近道だ。
京都の長丁場でG1を2勝。舞台設定に不足はないフィエールマンが主役を張る。主戦のルメールに手綱が戻って、すんなりと好位を確保。昨年と同じく早めにポジションを押し上げ、直線で後続を突き放す。
開幕2週目の高速馬場を考慮すれば、差し一辺倒の脚質では勝負にならない。穴は瞬発力不足を積極策で補う先行馬。ダンビュライト、エタリオウに激走の予感が漂う。