【競輪】武雄記念は松浦悠士が制圧 番手確保から差して今年3回目のG3優勝

武雄記念を制して笑顔の松浦悠士
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 「大楠賞争奪戦・G3」(26日、武雄)

 12Rで決勝戦が行われ、うまく追い上げて番手を確保した松浦悠士(29)=広島・98期・SS=が1着。2月の高松記念以来となる今年3回目、通算6回目のG3優勝を飾った。切り替えて松浦を追走した郡司浩平(神奈川)が2着、最終2角から郡司を追った野原雅也(福井)が3着に入った。

 レースはスタート直後から誘導員後位を確保した山田英明(佐賀)が正攻法。大坪功一(福岡)が続き、郡司-中村浩士(千葉)、野原-村上博幸(京都)、深谷知広(愛知)、松浦、山崎芳仁(福島)で周回を重ねる。

 打鐘で野原が出切ったが、山崎がインを切った後に、深谷が猛然とスパート。最終ホームで先行態勢に入り、松浦、郡司が切り替えて続く。7番手に下げた山田が2角から踏み上げるが、村上にけん制されて失速。

 松浦は冷静に周囲の動きを見てから、深谷をきっちりと抜き去って1着でゴール。完全優勝を狙った郡司は、外を懸命に踏んだが2着止まりだった。

 ヒーローの松浦は「深谷さんにうまくついていけましたね。郡司君が後ろにいたけど、仕掛けてくれば対応できる感じはありました」と冷静に立ち回れたことを強調した。

 5月に開催予定だったG1・日本選手権(静岡)をはじめ、新型コロナウイルスの影響で各地で競輪が中止になっている状況だが「今回は選手、関係者が力を合わせて開催できました。今後も厳しいですが、うまく力を合わせていきましょう」と見えない敵への対策を惜しまないことを誓った。

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