【大阪杯】マカヒキ&ワグネリアン復活Vへ ダービー馬をあなどるな!友道厩舎一丸

 年齢を感じさせないマカヒキ
2枚

 「大阪杯・G1」(5日、阪神)

 7年連続でJRA・G1制覇を遂げている友道厩舎が、マカヒキ&ワグネリアンのダービー馬2騎で大阪杯に挑む。厩舎はオープン馬の宝庫だが、やはりダービー馬は別格。両馬ともに好仕上がりを見せており、復活Vへの下地は整った。マカヒキは約3年半ぶり、ワグネリアンは約1年半ぶりの勝利を目指し、春の仁川で復活を期す。

 追い切り翌日の2日朝。マカヒキ&ワグネリアンは、厩舎周りを引き運動で体をほぐした。「変わらず順調。2頭とも、今年の方が順調に来ていますよ。心配はありません」と友道師。昨年の大阪杯は4、3着。ならば、今年は勝ち負けを意識して当然だろう。

 競馬ファンはもちろん、関係者も両ダービー馬の復活を望む声は多い。まずはマカヒキ。16年のダービーではサトノダイヤモンドやディーマジェスティ、リオンディーズらと人気を分け合ったが、直線で驚異的な勝負根性を発揮してV。友道厩舎に初の栄冠をもたらした。

 「デビュー前の段階で、これだけ能力を感じた馬はいなかった。皐月賞(2着)で負けてしまい、次は何とかしたかった。ダービーは“これで負けたら仕方がない”と思える状態で臨めた。勝った後は安どしましたね」

 その2年後、再び好素材が現れる。デビューから3連勝で東スポ杯2歳Sを制したワグネリアンだ。弥生賞2着で初黒星を喫し、続く皐月賞は1番人気で7着に敗れ、人気が急落。それでも、福永の執念とも言える騎乗で混戦ダービーをモノにした。

 「新馬戦から“この馬はユーイチでいこう”と決めていた。前2走で負けて、しかも本番では外枠が当たって“ダメかな”と思ったけど、スタッフみんなで“ワグネリアンをダービー馬にしたい!”という強い気持ちで臨みました。厩舎一丸となってつかんだ勝利。うれしかったですね」

 思い入れが強い両馬だけに、何としても復活させたい。Vなら、友道師は8年連続JRA・G1制覇となり、歴代トップの角居師に肩を並べる。「マカヒキは一つ年を取ったけど、数を使っていないし、若々しい。ヒューイットソンがどんな乗り方をしてくれるか、期待しています。ワグネリアンは去年の札幌記念の時から、ずっといい雰囲気を保っている。あとは、ジョッキーに任せるだけ」と指揮官。ダービー馬を侮るな-。それが厩舎の共通認識。チーム一丸となって、復活Vを成し遂げる。

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