今年も強敵集まったシーマクラシック

 「魁!海外馬券塾」(18日)

 ドバイシーマクラシック・G1(芝2410メートル)は創設以来、日本馬で制したのがステイゴールド、ハーツクライ、ジェンティルドンナの3頭だけとハードルが高い。日本競馬が最も力を入れている2400メートル戦で、ほぼ毎年トップクラスの馬が参戦してこの成績というのは、決して胸を張れるものではない。

 特に19年はダービー馬レイデオロ、ジャパンC覇者シュヴァルグランに、大阪杯Vのスワーヴリチャードが出走して、当時はまだG1未勝利だった地元馬オールドペルシアンの後じんを拝したのはショックな結果だった。

 今年のシーマクラシックは、去年のバーデン大賞(独G1)を14馬身差、前走のG3戦を8馬身差で逃げ切ったガイヤース、昨年のコロネーションC(英G1)の勝ち馬デフォーが出走予定で昨年より相手は強化されている。アンソニーヴァンダイクも、昨年の愛チャンピオンSでディアドラに先着した時と同じだけ走れば、勝ち負けに加わってくるだろう。

 この原稿を書いている18日の夕方時点で、UAE政府が一両日中にも、外国人の入国を厳しく制限する可能性があるとの情報が入っている。全く安心できない今年のドバイWCデー開催だが、刻々と変わる状況に冷静に対処するより他はないだろう。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス