将来の日本馬制覇へ希望見えたサウジC

 「魁!海外馬券塾」(4日)

 2月29日にサウジアラビアで行われた第1回サウジCデーでは、サラブレッドの国際競走6レースを開催。バーレーンの馬が2勝、他にフランス、日本、サウジアラビア、米国が1勝ずつと多様な地域の馬が勝ち星を挙げた。ゴール前まで競り合う好勝負のレースが多く、最初としては大成功と言える内容だったと思う。

 砂にウッドチップが混ざっており、深いと言われたダートに適性を見せる日本馬が多かったのも大きな収穫だ。フルフラットがサンバサウジダービーC(ダート1600メートル)を勝ち、マテラスカイはサウジアC(ダート1200メートル)で惜しい2着も前半の行きっぷりは他馬を圧倒していた。

 メインのサウジC(ダート1800メートル)では、ゴールドドリームが勝ち馬マキシマムセキュリティから5馬身ほどの差で6着、クリソベリルは7馬身差の7着だった。例年のドバイワールドCで、序盤から追走に手いっぱいで、直線で力尽きて大差をつけられる日本馬のことを思えば、いったんは2着争いに加わるかにも見えたゴールドドリームの姿は感動的でさえあった。

 ダートのトップクラスが挑戦を続ければ、案外、近い将来に日本馬のサウジC制覇が見られるのではないかとの希望を感じている。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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