【POG】3歳馬特別戦総括 レクセランス無傷の3連勝 エレナアヴァンティ逃走V

 先週末は1日に阪神 すみれS・Lが行われ、ディープインパクト産駒のレクセランス(栗東・池添学)が勝ち、無傷の3連勝でクラシック戦線に名乗りを上げた。29日の阪神・マーガレットS・Lは7番人気のエレナアヴァンティ(美浦・宗像)が勝利した。

 5頭立て(②オールザワールドは出走取消)で行われた阪神10R・すみれS・L(芝2200m)は、最後方から進んだ1番人気レクセランスが2分12秒7のタイムで差し切り勝ち。2番人気アリストテレス(2着)が内でしぶとく食い下がったが、これを首差退けてデビューから無傷の3連勝を飾った。川田は「少頭数で自分のリズムで走ることができました。もたれる面も少しずつ改善されています。何とか勝ち切ってくれて良かったです」と振り返った。池添学師は「課題があるなかで勝ってくれているようにポテンシャルは高い。この後はオーナーと協議してからですが、ダービーをピークに持っていきたい」と話した。(採点・★★★☆☆)

 同日の中山9R・水仙賞(芝2200m)は中団を追走した4番人気クロスセル(美浦・和田郎)が、勝負どころから先頭に立った1番人気エヴァーガーデンと直線で一騎打ちに。最後は首差競り勝って、未勝利戦からの2連勝を決めた。タイムは2分13秒1。内田博は「カリカリしていたが、前の馬の後ろで落ち着いてくれた。最後までしぶとく伸びていた」と勝負根性を発揮したレース内容に目を細める。和田郎師は「よく頑張ってくれた。この後は馬の様子を見て決めたい」と話した。(採点・★★★☆☆)

 29日の阪神10R・マーガレットS・L(芝1200m)は伏兵エレナアヴァンティが1分9秒3のタイムでV。鋭いスタートダッシュから、開幕馬場を味方に理想的な逃げを展開。伸びあぐねる人気勢を尻目に、ゴールまでスピードを持続させて押し切った。「二の脚が速かったので先手を取りました。自分のペースで競馬ができましたし、最後までしっかりとした脚でした」と初めて手綱を取った幸は目を細めた。(採点・★★☆☆☆)

 中京10R・はこべら賞(ダート1400m)は、岩田望騎乗の1番人気フォーテ(栗東・藤原英)が、初めてブリンカーを着けて臨んだ前走(未勝利1着)と同様にハナを奪って逃げ切り勝ち。内枠を利してすんなり先頭に立つと、直線入り口で後続を突き放して快勝した。勝ちタイムは1分24秒6。岩田望は「内枠でしたから積極的に乗りました。初めてのコースで物見をするところはありましたが、いい勝ち方をしてくれました」と振り返った。(採点・★★★☆☆)

 また、中山9Rの牝馬限定のデイジー賞(芝1800m)は6番人気のウインマイティー(栗東・五十嵐)がロスのない立ち回りで2勝目をつかんだ。道中は好位のイン。直線でもうまくさばいて最内に飛び込むと、丸山のステッキに応えて加速。先行勢との攻防から半馬身前に出てゴールに飛び込んだ。勝ちタイムは1分48秒9。丸山は「スタートが良くて我慢が利いていた。直線で狭いところを割ってきたし、追ってからの反応が良かった」と相棒の健闘をたたえた。(採点・★★☆☆☆)

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