【POG】新馬戦総括 外国産馬ミティル逃げて圧勝 スピルバーグ産駒もデビューV

 先週末の22、23日は東京、京都の2競馬場で計3レースが行われ、23日の東京では武豊騎乗のミティル(牝、父ヴェラザノ、栗東・野中)が逃げ切り勝ち。22日の東京では、3番人気のレッドサーシャ(牝、父スピルバーグ、美浦・黒岩)が、決め手を発揮してVをつかんだ。

 23日の東京2R(ダート1400m)は、武豊騎乗の1番人気ミティルが性能の違いを見せつけた。スタートは五分だったが、二の脚の速さですかさず先頭へ。最後は手綱を抑える余裕すら見せながら後続に6馬身差をつけた。勝ちタイムは1分26秒3。米国生まれの外国産馬で、モアザンレディ産駒の父はウッドメモリアルS、ハスケル招待SなどG1を2勝している。大きく離された2着は中団から内を突いて伸びた4番人気チョーズンワン。さらに首差の3着には7番人気のジュンハルトが入った。武豊は「全く危なげなかった。能力は高い」と称賛。野中師は「体形的に距離は持ちそう。これからうまく育てていきたい」と将来を見据えていた。(採点・★★★★☆)

 22日の東京6R(芝1800m)は、3番人気のレッドサーシャ決め手を発揮してVをつかんだ。道中は後方インで構えて、直線も内めからの追い上げ。残り1Fを過ぎてから外に切り替えると、3番人気のブラックアモーレ(2着)を一気の加速で首差とらえた。勝ちタイムは1分50秒1。1番人気のワーウルフはさらに1馬身1/4差の3着だった。内田博は「直線で外に切り替えてからの伸びは良かった。こういう競馬ができれば今後も楽しみだね」と満足げだった。(採点・★★★☆☆)

 同日の京都3R(ダート1800m)は、先行勢の後ろで折り合い良く運んだ1番人気のメイショウドヒョウ(牡、父アイルハヴアナザー、栗東・西園)が、直線は内に進路を選択。前を行く各馬の間を割って抜け出すと、あっという間に2着の5番人気アルディフルールに5馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分54秒9。さらに3/4馬身差の3着は13番人気のウインアポロンが入った。松田は「道中はずっと外に張って遊びながら走っていた。それでもあの内容。結構ポテンシャルは持っています」と将来性を感じ取った。西園師も「伸びしろも大きいから楽しみです。ダートの長めを使って行こうかと」と先を見据えた。(採点・★★★☆☆)

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