【競輪】奈良記念は元燕戦士の松谷秀幸が制圧 平原康多を差して3回目のG3優勝

 「春日賞争覇戦・G3」(1日、奈良)

 新型コロナウイルスの影響で無観客開催の奈良記念は12Rで決勝戦が行われ、打鐘4角から先行した平原康多(埼玉)を追走した松谷秀幸(37)=神奈川・96期・S1=が1着。2017年4月の西武園記念以来、通算3回目のG3優勝を飾り、賞金362万円を獲得した。平原が2着、最終3角過ぎ5番手から内を突いた小倉竜二(徳島)が3着に入った。

 レースは周回中正攻法の平原が、6番手に下げて打鐘前から外を踏み上げる。4番手を確保していた三谷竜生(奈良)を締めてから、あいた3番手の内に切り込んで先頭の宮本隼輔(山口)を制して出切る。

 この複雑な動きにも対応した松谷は、平原後位を離すことなくピタッと追走。3番手を確保した宮本が最終バックからまくり上げるが、平原はペースを落とすことなく先行。最後は松谷が平原をとらえて、先頭でゴールした。

 松谷は興南高(沖縄)から2000年のドラフト3位で投手として入団。一軍出場がないまま、06年オフに戦力外通告を受けた。その後、師匠の佐々木龍也氏(引退)に出会って競輪界に。13年6月に小田原でG3初優勝を飾るなど、競輪ではトップレーサーとして活躍している。

 昨年終盤は腰痛に悩まされていた。睡眠障害に陥るほどの痛さに耐え切れず、病院へ行くと「椎間板ヘルニアでした」。12月の高松F1後に手術を決断。「もう痛みはないです。よく眠れます」と体調は回復した。

 「ここに来る前、師匠にバイク誘導をしてもらったりと、いい練習ができたんです。『結果にこだわってこい』と言われました」。手術から復帰2場所目で記念を優勝と、師匠にもいい報告ができそうだ。

 大阪市鶴見区出身で「ここから車で30分くらいです。ここは本当に相性がいいですね」と奈良バンクが大好き。「今までG1は準決で負けていますから、今年こそ決勝に乗りたいですね」。元燕戦士の松谷は、奈良で優勝した勢いで今年の競輪界を盛り上げるだろう。

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