【ボート】今井女王 電光石火のまくり差し!初出場で見事G1初制覇

 「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(31日、徳山)

 3号艇の今井美亜(29)=福井・106期・A1=が、3コースからまくり差して優勝。賞金1500万円とSG・ボートレースクラシック(3月17~22日・平和島)の出場権を獲得した。人気を集めた遠藤エミが2着、3着は寺田千恵が入った。なお、賞金トップは大山千広(福岡)が守った。同時開催のG3・クライマックスシリーズは平田さやか(35)=東京・94期。B1=が、うれしいデビュー初優勝を飾った。

 電光石火のまくり差しがさく裂した。今井が初出場にして見事G1初Vを飾った。

 Sはコンマ03のトップSタイ。「速いと思った。勝つには“まくり差し”しかないと思っていた。優勝を確信できたのはゴールしてから」と振り返った。

 今シリーズは12機の中でも低調機を引き前検から苦戦。決定戦も「勝てると思ってなかった。全然仕上げられず『また来年頑張ろう』と思った。勝てたのは運ですね。Dr.・コパの本を枕元に置いて臨んだし、3回戦の1号艇が大きかった」と運も味方にしての、初出場初Vの快挙達成だ。

 思えば14年、地元・三国でのレディースチャンピオンでは、予選トップ通過を決めるも準優でFに散った。控室では「自分は何ともなかったけど、エンチャン(遠藤)に泣かれて自分も泣いてしまった」と悔し涙を流したが、今回はピットに戻って来ると、待っていた遠藤としっかりと抱き合い、今度はうれし涙を流した。

 この優勝で、夢にまでみたSG・クラシックの出場権利を獲得。「走りながら、SG行けるやん。そっちの方がうれしかった」と喜んだ。男子の強豪を相手に第1回3Daysを優勝するなど、もともと評価の高い選手だったが、これで“眠れる美亜”が目を覚ました。「来年もこの舞台には絶対に来ます」と力強くアピールした。

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