「２歳新馬」（２４日、東京）

　不良馬場をものともせず力強く抜け出した。４番人気バルトリ（牝、父ディープインパクト、美浦・藤沢和）が、良血馬がそろった芝１８００メートル戦をＶ。道中は好位のインをロスなく立ち回り、直線入り口では前を射程圏に。逃げた１２番人気スカイテラスをかわして先頭に躍り出ると、そのまま後続を突き放して悠々とゴール板を駆け抜けた。勝ちタイムは１分５０秒２。母は１４年シルクロードＳ２着など芝の短距離戦で活躍したレディオブカペラ。騎乗したクリストフ・ルメール騎手は「スタートから冷静に走れていました。道悪でも走りは柔らかかったですし、直線は自分から動いて行ってくれました。距離は延びても問題ありませんし、良馬場ならさらに切れが増すと思います」と飛躍に期待を寄せた。

　なお、１馬身３／４差の２着は中団から脚を伸ばした３番人気のダノンセレスタ、さらに７馬身差の３着にはスカイテラスが入り、１番人気のソードラインは５着に敗れた。