【秋華賞】ルメール3連覇で最強外国人騎手証明だ 「もちろん勝ちたいね」

 「秋華賞・G1」(13日、京都)

 C・ルメール騎手(40)=栗東・フリー=が、コントラチェックで快挙達成に挑む。勝てば史上初の同レース3連覇。JRA・G1でも02~04年にペリエが記録した有馬記念以来となる。春G1を3勝、秋G1初戦のスプリンターズSでもVと、名手の勢いは止まらない。

 ルメールがコントラチェックで3連覇を目指す。11、12年に岩田康、14、15年に浜中が連覇を果たしているが、達成すれば同レース史上初。同一JRA・G1・3連覇もペリエが02~04年に果たした有馬記念以来となる。

 「もちろん勝ちたいね」と強い意欲を見せる。菜の花賞V以来、5回目のコンビとなるパートナーに「ポテンシャルは高いです。オークスは距離が長過ぎたのでしょうし、重賞のフラワーCも勝っていますから。能力はあります」と大きな期待を寄せていた。

 今回の舞台設定も大歓迎だ。「京都の内回りはぴったりです。前に行けるスピードがあるし、マイペースで走ることができれば最後までしぶとい。スローだと行きたがるので逃げた方がいい」と勝利へのイメージを描く。メンバーを見渡すと何が何でも逃げたい馬はおらず、展開面の恩恵も十分に受けそうだ。

 春は桜花賞をグランアレグリア、皐月賞をサートゥルナーリア、天皇賞・春をフィエールマンとG1・3勝。この秋もいきなりスプリンターズSでタワーオブロンドンをVに導くなど、勢いはとどまるところを知らない。大舞台にめっぽう強い男が、牝馬三冠最後のレースでも、きっちりと仕事をこなす。

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