【札幌記念】ワグネリアン進化走 初の札幌も…福永「クリアしてほしい」
「札幌記念・G2」(18日、札幌)
昨年のダービー馬が、一層進化したフットワークを見せた。ワグネリアンは14日、福永を背に札幌芝で単走追い。馬なりで5F69秒1-37秒9-11秒7を計時した。鞍上は「気が張っている面がありながらリラックスして走れていた。以前はハミに頼って走るところがあったが、自分でバランスバックして(重心を起こして)走れるようになっている」と心身の成長ぶりを実感する。
中間は栗東で十分に乗り込み、福島県のノーザンファーム天栄を経由して7日に札幌入り。さすがに移動直後はイライラした面を見せていたが、先週末には普段通りのテンションを取り戻した。友道師は「この1年間、落ち着きが出るように調整してきた効果も出ています」と目を細めた。
初参戦の札幌攻略が好走の鍵になる。「もともとコーナーでスッと加速する方じゃないから、小回り向きではないとは思う。ただ、今は身のこなしが変わっているし、クリアしてほしい」と主戦。北の大地でダービー馬の貫禄を示し、秋へ弾みをつけたいところだ。