「ムーンライトチャンピオンカップ・Ｇ１」（２８日、伊勢崎）

　開催最終日の１２Ｒで優勝戦が行われ、１番人気の早川清太郎（３７）＝伊勢崎・２９期＝が大会３連覇を成し遂げた。３周３角で抜け出し、３秒３８９（斑走路、１００メートル平均）のタイムで圧勝した。Ｇ１制覇は通算６回目。２着は青山周平、３着は中野光公で、伊勢崎勢が上位を独占。女子初のＧ１制覇に挑んだ佐藤摩弥は８着に敗れた。

　初日に通算５００勝を達成した早川が、大会３連覇をあっさりやってのけた。地元グレード戦では７連続優出と抜群の安定感。６回のＧ１制覇はすべて伊勢崎。地元では無類の強さを誇る。

　１１Ｒ発売中に降った雨で、発表は斑走路だったが、レースまでにはほとんど乾いていた。０ハンの中野が０３のトップＳで逃げ、鈴木、早川が２、３番手。３周１角で鈴木を抜いた早川が、同３角で中野を差し切り、７周１角で２番手に上がった青山に約２４メートルの差をつけて完勝した。

　「雨でどうなることかと思いましたが、普通に晴れ走路でした。序盤で先頭に立てたのが大きい。エンジンはずっと安定。地元ＳＧの前に活躍できて良かった」

　今後は８月１～４日の伊勢崎・一般戦を経て同１１～１５日の第２３回オートレースグランプリ（伊勢崎）で悲願のＳＧ初制覇を目指す。