【宝塚記念】スワーヴリチャード さすがの強脚 1年3カ月ぶりの勝利へ期待

 「宝塚記念・G1」(23日、阪神)

 G12勝目へ、態勢は整った。ドバイシーマクラシック3着からの臨戦となるスワーヴリチャードは19日、M・デムーロを背に、栗東芝で単走馬なりのソフトな仕上げ。少し頭の高い走法ながら、さすがと思わせる力強い脚さばきで6F80秒7-36秒7-12秒3をマークした。

 庄野師は「グリップも利いていい動きだったと思う。すごく元気にレースを迎えられる」と納得の表情だ。主戦も背中越しの感触に満足げ。「すごくいい感じだった。海外から帰って馬が変わった。だいぶ大人になった。イライラしていたのが、今は落ち着いている」と成長ぶりに感心した。

 初の海外遠征となった前走を振り返り、師は「結果論で言うと、最初の位置取りが勝ち馬との差になったと思う。少し残念です」と表情を曇らせる。ただ、ショックを引きずるわけにはいかない。「阪神も相性のいいコース。もうひとつタイトルを獲らせたい」。昨年の大阪杯以来となる、1年3カ月ぶりの勝利を期待した。

 「雨は良くない。少しなら問題ないけど、重馬場だと不安」とミルコは馬場状態を気にしながらも、「馬の能力が高い。(上半期)最後のG1だから勝ちたい」と力を込めた。ドバイのリベンジは国内で果たしてみせる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス