【競輪】岸和田高松宮記念杯は中川誠一郎がV 今年2回目のG1制覇に笑顔

 「高松宮記念杯・G1」(16日、岸和田)

 12Rで決勝戦が行われ、中川誠一郎(40)=熊本・85期・S1=が打鐘前からカマした脇本雄太(福井)を追走し、直線で差し切って1着。2月の全日本選抜(別府)以来、通算3回目のG1優勝を飾り、賞金2890万円(副賞込み)を獲得した。最終ホーム8番手からまくり上げた新田祐大(福島)が2着、初手から中川を追走した小原太樹(神奈川)が3着に入った。先行した脇本は5着だった。

 ヒーローの中川は「脇本君があんなに気持ち良く行ってくれると思わなかったので、逆に緊張しました。(仕掛けてきた)新田君が見えたので、前に踏みました。直線に入って内も外もスピードが止まっていたので(優勝を)確信しました」と激戦を振り返った。今場所については「初日に不安はあったけど、日に日に調子が上がってきました。決勝戦は落ち着いていました」と終盤に近づくほど平常心を保てたことを強調。最後に「脇本君のおかげで優勝ができました」と前を任せた脇本を称賛した。

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