【競輪】松戸日本選手権は脇本雄太が3回目のG1優勝 豪快まくりでダービー王に

 「日本選手権競輪・G1」(5日、松戸)

 11Rで決勝戦が行われ、脇本雄太(30)=福井・94期・SS=が最終ホーム8番手からまくって1着。日本選手権は初、G1は昨年10月の寛仁親王牌(前橋)以来、通算3回目の優勝を飾り、賞金6500万円(副賞込み)を獲得。KEIRINグランプリ2019(12月30日・立川)出場権も手に入れた。G1での完全優勝は1998年9月のオールスター(一宮)の山口幸二(引退)以来で、20年8カ月ぶりの達成。最終2角4番手から仕掛けた清水裕友(山口)が、脇本にまくられたものの2着に粘り、3~4角で中を踏み込んだ菅田壱道(宮城)が3着に入った。

 ヒーローの脇本は「完全優勝ができてうれしいです。自分が行けるところから行けばいいと思って臨んで、落ち着いて(レースを)運べたと思います」と激戦を振り返った。グランプリの権利を手にしたことについては「昨年は悔しい思い(5着)をしたので、今年こそしっかりと走りたいです」と語り、他地区の選手が敷いている脇本包囲網については「今年になって強烈になっている気がします。打ち破るように練習していきます」と打開に躍起だった。

 次のG1は高松宮記念杯(6月13~16日・岸和田)。「優勝できるように頑張ります」と最後まで残った競輪ファンに語ると、場内から割れんばかりの拍手が巻き起こった。

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