「クイーンエリザベス２世Ｃ・香港Ｇ１」（２８日、シャティン）

　単勝４番人気。日本馬３頭の中では伏兵視されていたウインブライト（牡５歳、美浦・畠山吉宏厩舎）と松岡正海騎手（３４）＝美浦・フリー＝が、異国の地で大仕事をやってのけた。

　スタートはやや遅れ気味だったが、１コーナーまでに中団へ押し上げると、道中は内ラチ沿いで折り合いに専念した。抜群の手応えのまま直線を向くと、ウインブライトの前にぽっかりとＶロードが開けた。松岡のゲキに力強く反応。外から猛然と追ってきたライバルを退け、レコードタイムで栄冠を手にした。

　２着は１番人気のエグザルタント（騸５歳、香港・クルーズ厩舎）、３着には２番人気のリスグラシュー（牝５歳、栗東・矢作芳人厩舎）が入った。武豊騎手（５０）＝栗東・フリー＝騎乗のディアドラ（牝５歳、栗東・橋田満厩舎）は６着に終わった。