【皐月賞】ダノンキングリー可能性十分!前走重賞Vの豪脚を再び 戸崎圭「上向き」

 「皐月賞・G1」(14日、中山)

 無敗馬同士の激突に注目が集まる。サートゥルナーリアは、皐月賞記録となる中106日での戴冠を狙う。これに待ったをかけるのが、共同通信杯の覇者ダノンキングリー。ともにデビューから3戦3勝。ディープインパクト以来、14年ぶりの“無敗の皐月賞馬”を目指し、互いに譲らない構えだ。

 オレだって無傷の3連勝だ!実績ではやや見劣るものの、共同通信杯を快勝したダノンキングリーの勢いは、侮れないものがある。コンビを組むのは、昨年エポカドーロでクラシック初Vを決めた戸崎圭。大きな可能性を秘めたディープインパクト産駒が、一気に世代の頂点に立とうとしている。

 東京でのデビュー戦Vに続き、2戦目のひいらぎ賞(中山)は、中団から突き抜けて3馬身半差の完勝劇。この時点で早くも、非凡な能力を垣間見せていた。そして、上がりの勝負となった前走の共同通信杯では、ラスト3F32秒9の豪脚を繰り出し、朝日杯FSの覇者アドマイヤマーズを寄せ付けなかった。

 前走後は福島県のノーザンファーム天栄でリフレッシュを図り、帰厩後も順調に乗り込まれてきた。美浦Wの1週前追い切りは、キャプテンロブロイ(6歳障害未勝利)を4馬身追走し、直線ではムチが数発入って1馬身先着した。「動きは良かった。放牧を挟んで順調に来ています」と萩原師も順調ぶりをアピールする。

 「レースを使うごとに上向いています。ガラッと変わるのは、走る馬の特徴ですね」と主戦が、成長ぶりに確かな手応えをつかむ好素材。関東馬では、85年ミホシンザン以来となる無敗の皐月賞馬誕生へ。ここも圧巻の走りで突き抜ける。

 1週前追い切りは美浦Wで5F66秒1-12秒7(直一杯)。4馬身追走の負荷をかけたが、直線はグイッと伸びて1馬身先着。活気あふれる動きを見せており、出来の良さが目立つ。

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