【フィリーズR】アウィルアウェイ条件変わりOK 高野師「動き相変わらずいい」

 「フィリーズレビュー・G2」(10日、阪神)

 京王杯2歳S2着のアウィルアウェイが、4カ月ぶりにターフに帰ってくる。

 前走後は阪神JFを予定していたが、左前脚の球節部に腫れが出たため、大事を取って自重。じっくりと態勢を立て直してきた。高野師は「入厩後は順調に来ています。動きも相変わらずいい。乗り手は“幅が出た”と言っていましたね。このまま競馬まで無事に行ければ」と、慎重ななかにも期待感をにじませる。

 前走は鼻差で2着に敗れたが、前半5F62秒9の超スローペースを、上がり3F32秒8の豪脚で追い込んだ。「難しい競馬になりましたが、頑張ってくれたと思います。欲を言えば、勝ってほしかったですけど」と唇をかむ。厩舎的には、昨年のリバティハイツに続く連覇が懸かる一戦。「続けるように、頑張ってほしいですね」と好勝負を意識する。

 桜花賞(4月7日・阪神)に向けた重要な前哨戦。「外見は野武士のようですが、この馬は中身で勝負ですからね。阪神でも勝っているし、コースは大丈夫だと思う」と、条件変わりは不安視していない。2月の東京新聞杯で重賞初制覇を飾った半兄インディチャンプに続き、重賞タイトルを手にして、今度こそ主役としてG1の舞台へ。その強い意志のあるところに、道は開けるはずだ。

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