【シルクロードS展望】ダノンスマッシュが重賞連勝で王者の階段を上る

 スプリント王者のファインニードルが電撃引退。傑出馬不在となったスプリント界だが、王者になり得るのが明け4歳のロードカナロア産駒ダノンスマッシュだ。前走の京阪杯は好位のインでロスなく運んで、直線で矢のような末脚を繰り出し快勝。偉大な父と同じレースで重賞初Vを飾った。重賞連勝で高松宮記念の主役へ踊り出る。

 3歳の身で挑んだスプリンターズSで首差2着に惜敗したラブカンプー。2番手から直線でいったん先頭に立つなど、強豪相手に堂々としたレースぶりだった。今回は4カ月の休養明けになるが、1週前には栗東坂路で上々の動き。ひと息入れてリフレッシュできた様子だ。京都芝は3戦して1、2、2着と好相性。得意舞台でタイトル獲得を狙う。

 スプリンターズSで4着に健闘したダイメイプリンセス。スタートで後手に回り、道中は終始馬場の悪いラチ沿いを進んだが、直線は内からしぶとく伸びて、0秒2差まで詰め寄った。夏場からの連戦続き&G1初挑戦を考えると立派な内容。休養で充電完了。V発進といきたい。

 2年連続2着のセイウンコウセイ。特に昨年はトップハンデ58キロを背負っての連対だけに、負けて強しの内容と言える。1~2月の厳冬期は5戦5連対と寒い時季が得意なタイプ。近2戦は2桁着順に終わっているが、軽視は禁物だ。

 前走を叩いて上積みが見込めるペイシャフェリシタ。昨夏のキーンランドC3着の内容から、重賞でも差はない。重賞2勝馬アレスバローズや好調アンヴァルも圏内だ。

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