【根岸S展望】強い4歳世代の一角コパノキッキングが重賞連勝狙う

 強い4歳世代の一角、コパノキッキングに注目が集まる。カペラSを豪快な末脚で差し切って重賞初V。まだキャリア8戦ながら、秘めるポテンシャルは相当なものだ。東京コースは初めてだが、自慢の末脚がさらに生きるはず。重賞連勝を決めてフェブラリーSに殴り込みをかける。

 昨年鼻差2着のサンライズノヴァが雪辱を期す。重賞V2を筆頭に東京では無類の強さを誇る。実績上位の存在だけに、間違いなくV争いに加わってくるだろう。快速馬マテラスカイも侮れない一頭だ。昨年7月のプロキオンS(中京)では、驚異的なレコードタイムをマークして4馬身差の圧勝。東京ダートでは過去2走して11、10着と結果が出ていないが、当時とは充実度が違う。ここも先手を奪って一気の押し切りを狙う。

 16年フェブラリーSの覇者モーニンも怖い存在だ。ダート千四は5戦して4勝、2着1回と崩れなし。本来の姿を取り戻しつつあるだけに、ここで完全復活といきたいところだ。また、昨年のNHKマイルC覇者ケイアイノーテックのダート初挑戦も興味深い。さすがに未知の部分が多いが、素質の高さであっさりクリアしてもおかしくはない。

 18年度のNAR年度代表馬キタサンミカヅキもJRA重賞初Vへ虎視たんたん。地力強化が顕著なユラノト&千四がピッタリなサトノファンタシーの松田勢2騎も軽視は禁物。昨年の武蔵野Sでサンライズノヴァの2着に入ったクインズサターンも、末脚が生きる東京なら戴冠のチャンスは十分だ。

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