「ホープフルＳ・Ｇ１」（２８日、中山）

　モノが違った。１番人気のサートゥルナーリアが好位から抜け出し、デビューから土つかずの３連勝でタイトルを射止めた。ロードカナロア産駒は今年のＧ１・６勝目。史上３例目となるきょうだい３頭によるＧ１制覇を成し遂げた超良血馬は、意気揚々と春の大舞台へ向かう。２着に２番人気のアドマイヤジャスタ、３着には３番人気ニシノデイジーが入った。

　道中はサートゥルナーリアをマークする形で運んだアドマイヤジャスタ。４角手前から積極的に動き、一度は先頭に躍り出たが、最後は勝ち馬にあっさりとかわされて２着に終わった。「ちょうどいい位置で運べた。これから強くなるだろうし、二千以上でも大丈夫」とルメール。須貝師は「現時点では勝ち馬の完成度が一枚上。何とか春には…」と巻き返しを胸に秘めた。