【香港C】ディアドラ疾走!パワフルに51秒4 ルメール「とても良い状態」

 「香港カップ・香港G1」(9日、シャティン)

 日本から参戦する9頭のうち5頭が5日、最終追い切りに臨んだ。カップに出走するディアドラは、芝コースで力強い動きを披露。日本牝馬初の香港G1勝利へ向け、好調をアピールした。

 世界中から熱視線を浴びる紅一点。日本牝馬初の香港Vを狙うディアドラが、ルメールを背にシャティンの芝コースを疾走した。ゆったりとしたキャンターで1周目を軽く流すと、残り5F地点からペースを上げる。直線を迎えても鞍上の手綱はほとんど動かない。パワフルな脚取りで大地を蹴りながら、4F51秒4-2F23秒2をマークした。

 「フットワークも良く、手応えも抜群。とても良い状態です」。ルメールが出来に太鼓判を押すと、込山助手も「環境にも慣れてきて暑さも問題ありませんでした。こちらの芝も合っているし、雨が降っても問題ないと思います」とアウェーの地でも不安なしを強調した。

 初の海外遠征となった3月のドバイターフこそ3着同着と敗れたが、そこから末脚に磨きをかけ、圧巻の内容で2連勝中。目下の充実ぶりなら、海外の強豪牡馬を一刀両断にするシーンがあっても驚けない。

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