「レディースチャレンジカップ・Ｇ２」（２０日開幕、芦屋）

　大山千広が急成長を遂げている。３月のびわこＧ２・レディースオールスターの準優、５月の児島で痛恨のＦを切り、４月７日～５月６日、６月２４日～７月２３日までＦ休みを余儀なくされたが、夏場のＦ休み明け以降は目覚ましい活躍をしている。

　９月の浜名湖プレミアムＧ１・ヤングダービーで女子初優出。結果は６着だったが、ＳＧクラスでも活躍する男子を相手にファイナル進出は大きな自信となった。４場所前の津で３月下関以来のＶを飾ると、１０月３１日付けで引退した母・博美さんに代わって追加参戦した２場所前の児島でも優勝。上昇気流に乗ってきた。

　地元・芦屋で開催されるレディースチャレンジカップだけに「チャレンジャーなので」と前置きしながら「芦屋なので、気合を入れて走る」といつも以上に闘志を燃やす。さらには年末の大舞台への出場も懸かる大事なシリーズだ。「正直、思っていなかったが、クイーンズクライマックス出場も見えてきたので頑張りたい」と意欲を見せる。

　現在、女子賞金ランクは１５位。優勝すれば逆転でベスト１２入りとなる。最強女王決定戦出場へ向けて、しっかりと結果を残す構えだ。