松元師「少しでもいい走りを」カフジバンガードでラスト菊&古希祝いだ

 「菊花賞・G1」(21日、京都)

 来年2月末に定年を迎える松元茂樹調教師(69)=栗東=にとって、カフジバンガードで臨む今回の菊花賞が最後のクラシックとなる。

 このレースには過去、5頭の管理馬を送り出してきた。直近の07年はアルナスライン。惜しくもアサクサキングスの頭差2着に敗れた。「その日は誕生日でしたし、力は入っていた。いい位置取りで運べていたけどね…」と当時を悔しそうに振り返る。

 今年の菊花賞は07年と同じく、21日に開催。指揮官の70回目の誕生日というメモリアルデーだ。「偶然だよ(笑)。仕事ですし、いつも通りです」と、あくまでいつもの姿勢を崩さない。「運が良かったとは思います。そんなに大きなプレゼントはいりません。少しでもいい走りを見せてくれれば」と愛馬に優しくエールを送った。

 「やってみないと分からないけど、(菊花賞は)お祭りですから。ワクワクしているよ」と表情を緩ませる。アッと驚く走りで、古希祝いに花を添えたい。(デイリースポーツ・赤尾慶太)

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