【府中牝馬S】ディアドラがゴール寸前でひと差し 重賞連勝決めた

 府中牝馬Sでディアドラに騎乗し、JRA通算900勝達成したルメールはガッツポーズ(撮影・三好信也)
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 「府中牝馬S・G2」(13日、東京)

 究極の決め手勝負は昨年の秋華賞1、2着馬のワンツー。勝ったのは1番人気のディアドラ。クイーンSに続く重賞連勝を決め、エリザベス女王杯(11月11日・京都)の優先出走権を獲得した。

 前半1000メートルを58秒2のハイペースで通過し、後続を大きく引き離して飛ばしたカワキタエンカをほぼ最後方で末脚温存。直線坂を上がって、前をつかまえに先に動いたリスグラシューを目がけて、エンジン全開。ゴール寸前で首差かわした。ラスト3Fは32秒3の豪脚だった。

 この日、4勝目となったクリストフ・ルメール騎手は「後ろから行ったけど、良馬場だったし、直線差せるか心配だった。それでも道中、彼女はリラックスして走れていたし、最後はすごくいい脚を使ってくれた。トップレベルに戻ってきた」と笑顔。リーディングを独走する自身にとっても、これがJRA通算900勝のメモリアルVとなった。

 2着には2番人気のリスグラシュー。3着には5戦連続2着中だった7番人気のフロンテアクイーンが入った。

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