【ボート】四宮与寛が戸田ルーキーシリーズV デビューから初優出で初優勝

デビュー初優勝を飾り、水神祭の祝福を受けた四宮与寛
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 「ルーキーシリーズ第17戦」(3日、戸田)

 開催最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の四宮与寛(28)=徳島・115期・B1=がコンマ10のトップSを決めて逃げ切った。2014年11月のデビューから、3年10カ月で初優出、初優勝を飾った。2号艇の佐藤翼が最後まで追い上げたが2着。3着は3号艇の石丸海渡で順当に収まった。

 ゴールまで、全く気が抜けなかった。インからコンマ10のトップS、1周1Mのターンも完璧。ところがターンを重ねるごとに佐藤が差を詰めてきていた。「2Mで舟が暴れてからバタバタでした。かなりプレッシャーを感じて慌てました」と優勝を決めても、表情には緊張感が残っていた。「とても、うれしいです」と激闘の末につかんだ勝利の味をじっくりとかみしめる。

 今期は好調で、勝率を5点台後半に押し上げており、A2昇格も現実味を増している。徳島にはG1・ヤングダービーに出場した山田祐也、西野雄貴、島村隆幸をはじめ、若手精鋭がそろう。また、ヤングダービーは同期の関浩哉(群馬)が優勝した。「徳島の先輩、活躍している同期もいるので、追いつけるように頑張る」。周囲からの刺激を得て、さらなるレベルアップを誓う。

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