「２歳新馬」（１７日、阪神）

　黒鹿毛の馬体が弾んだ。６番人気のルーラーシップ産駒ニホンピロヘンソン（牡、栗東・安達）が、芝１４００メートルのメイクデビューを１分２１秒９のタイムで快勝した。２番人気メイショウオニテ、１番人気レッドルゼルの２頭が飛ばす展開で、離れた４番手を追走。直線で先頭に立ったレッドルゼルの外から力強く伸びてかわし去り、後続に１馬身１／４差をつけてフィニッシュした。騎乗した浜中俊騎手は「ケイコでは使いつつという印象でしたが、きょうはピリピリとしていて、レースも上手に走ってくれました。いい意味でギャップがあったし、センスのいい馬ですね」と称賛した。

　なお、２着は後方から脚を伸ばした３番人気のクオンタムシフト、さらに２馬身差の３着にレッドルゼルが入った。