144戦目で初星 服部の大きな第一歩

 8日の阪神7Rを7番人気のアロマティカスで制し、待望のJRA初勝利を挙げたルーキーの服部寿希騎手(19)=栗東・湯窪=がその胸中を語った。

 今春デビューした同期の山田、西村淳が春先に早々と初勝利を挙げる中、144戦目でようやくつかんだ初星。これは菅原隆一(208戦目)に次ぐ史上2番目に遅い記録だ。「特に意識はしなかったけど、やっとだなという感じ。勝利した瞬間はあまり実感が湧かなかったけど、レースが終わってから勝ったんだなと思った。いい馬に乗せてもらっていたのに、なかなか結果が出なかったので、なんとか勝てて良かった。今はホッとした気持ちです」と素直な思いを口にした。

 所属する湯窪厩舎の管理馬で挙げた勝利。「スタッフがおめでとうと言ってくれた。勝ったことで気持ちが楽になったし、次の1勝を目指して頑張っていきたい」。ようやく踏み出せた大きな第一歩。ルーキーはさらなる高みに向け、今後も歩みを続けていく。(デイリースポーツ・赤尾慶太)

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